dj社長さんと伊藤さん
福岡を飛び出して全国でイベントをぶち上げて夢はドームライブなdj社長さん。
自らの劇団の舵を取りテーマパークアクターや2.5次元の舞台にもチャレンジして活躍している俳優の伊藤裕一さん。
活躍する場も違えば年齢も違う2人。一見なんの関係もないように見えますし実際なんも関係ないん彼らなんですが、どういう訳か近いタイミングで同じこと言ってたんです。
まず社長さん。
「これだけ言ってもやろうとするやついないから!やろうと思ってもご飯食べてお風呂入って寝てしまえば次の日には忘れてるから!」
稲妻走るってこのことやなぁってなりました。
次に伊藤さん。Twitterより抜粋。
「俺には夢があるんだ!だから、自分に嘘はつかず、やりたいことだけやって生きていくんだ!」っていう男って、格好よく見えちゃうよね。
騙されないで。
今やりたいことをやっている人たちは、「やりたいこと」のために、たくさん我慢や悔しい想いをしてきているから。
逃げなかった人達だから。
挫折や我慢は決して「流されている」わけではありません。
「才能がなければスピードを身に着けろ」なんて記事があったと思います。
やりたいことだけやりたいひとは、やりたくないことをやらない。
なんにでも飛びつき、行動してきた人はそれだけやりたくないこともやったかもしれない。
そういう人たちをみて、「流されている」と言って行動を起こさず、あぐらをかいて自分の才能が開花する瞬間、誰かが見つけてくれるその時を待つのはナンセンスだと思う。
彼らは「流されて」などいない。激流に呑まれながらも前に進んでいるのだ。
今、そういう人たちが周りに多いこの環境。
まだここに来ていない、来ようとしない人に体験してほしい。
背中を見せる意味で必死に働いてきた。役者でご飯を食べるためにはこんなにも働かなければいけないんだよということを後輩に示してきた。
だけど、それを見て「そこまでやんなきゃいけないなら降ります」「やりたいことだけやります」
そういわれてしまうことが多い。
逆効果だったのかなぁと思う。
幸せは人それぞれだから、そういう生き方もありだと思う。
けど、自分の大切な人が病気になったり、けがをしたり、そんな時に食えてなかったら、バイトだけで治療費賄えるの?って考えると怖い。
高尚な考え方は結構だ。
でも、人生は山あり谷ありだ。
谷のことを考えて生きていかなきゃいけない。
谷に備えるなんて臆病者のすることかもしれない。
でも、ずーっと平らな道を歩くことは不可能。いくら自分が気を付けていても。
それだけは、分かって欲しといつも思っている。
「役者を目指しています」と言ってくれる人が多くなった。
夢を持つことは素晴らしい。表現は楽しい。役者の世界は最高だ。
だから、あなたが役者になれたなら、ずっと続けて欲しい。
死ぬまで続けるためには何が必要か、しっかり考えてほしい。
そして、僕の見た素晴らしい景色を見てほしい。
2人とも成功する確率が極端に低い世界に自ら飛び込み、1歩ずつ1歩ずつ成功を掴んでいる人達。絶世の美男!とか9等身!とかじゃない限り当然ながら一発目から成功なんか掴めないわけで。社長だって最初は上手くいったけど規模がデカくなるにつれて、福岡から東京に移った途端、全然上手くいかなくなって借金まみれになって。伊藤さんだって20代の頃に自分の劇団以外で大きな活躍をしてはいないはずです。
周りからは「そんなの成功するはずないだろう」「お前はダメだ」と嘲笑れたこともあったでしょう。
確かに常識的に考えればそうかもしんません。でもその常識的の「常識」ってなんだろうって思ったんです。
僕はセンター試験のリサーチでA判定を貰って不合格だったんです。いくらA判定=合格率80%といっても誰だってA判貰ったら受かったー!って思うとおもうんです。一般の試験でも「まあ70%とれば受かるから!」ってさんざん言われて70%超えとって落ちたんです。
だから常識はあくまで常識であって、当たり前はあくまで当たり前なんだと思うんです。常識って言葉って100%っぽいけど100%じゃないですよね。90何%はそうかもしんないけど残りの数%は『例外』として扱われるんですよね。
だから彼らは『例外』になれたんだと思うんです。ちょっと言い方悪いかもしれないですけどね。というかもうこの世界例外じゃないと活躍出来ないんじゃないですかね。
やりたいことで生きていくのは本当に大変かもしんないけど、その分無難に生きてるやつよりかは自分にとって価値あるものだと思うんです。
自分にとって価値ある生き方をしていきます。