一浪屋さんの備忘録。

浪人生の放浪記。

ラプラスの魔女

ラプラスの魔女」観賞。 

 

フランスの数学者であるラプラスが唱えた『ラプラスの悪魔』論。

 

もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう。

 

要するにその瞬間に起こる物理的な力を全て把握して、なおかつそれを頭の中でしっかり計算できる頭脳を持っているならそいつは過去や未来すらも予測できちゃうよって話。天才は未来すらも見えるのか。

 

映画の中ではそれができちゃう人がサイコロを手から離した瞬間に数字を当てるシーンがありました。それ見てびっくりの教授さん。ありえないという彼に研究員のおじさんがサイコロの目の6を上にして机スレスレのところで「この状態で手を離せばどうなりますか?」と教授に質問。もちろん6になりますよね。んで研究員は「ほら。普通の人間でも条件さえ揃えば予測出来るんですよ。」と。

 

色んなことが絡み合って複雑になって物事がはっきり見えないだけかもしれない。冷静になってしっかり目を凝らせば意外と答えは単純なのかも。